こんにちは、オサカナです。
iPhoneでウォッチリストに入れているPrime Video(プライム・ビデオ)をアプリから購入しようしたら・・・
このデバイスではご購入いただけません。
アプリでチャンネル登録は許可されていませんが、既存の登録チャンネルは視聴できます。
という表示。
iPhoneはだめなの?
App Storeの規約を見れば答えが分かりました。
今回はiPhone(iOS)のレンタル・購入方法、購入できない理由を解説します。
Amazonプライムビデオのレンタル・購入方法
SafariからAmazon Prime Videoにアクセスすれば購入できます。
※Safariで開けない場合、リンク長押しで「新規タブで開く」を選択
iOS版プライムビデオアプリではレンタル・購入できません。(理由は後述)
オサカナはiPhoneのSafariからログインしてプライムビデオを購入しました。
もちろんPCのブラウザからでもOK
ちなみにAndroidではアプリ経由でレンタル・購入が可能です。
iOS版アプリでレンタル・購入できないことは、Amazonヘルプにも記載が見つかりませんでした(※2021/7/8オサカナ調べ)。
特に書いていないのね・・・
このデバイスではご購入いただけません。の理由
技術的に実現ができないわけではないですが、次の2つの側面が考えられます。
- App Storeの規約:コンテンツ提供はApp内課金のみ、購入方法は促せない
- Amazonプライムビデオの収益性:Appleに手数料を払うかどうか
では説明します。
App Storeの規約
App Storeの規約を確認すると、iPhoneアプリでビデオ提供の課金形態が分かります。
要点としては3つ。
これはApp Storeの規約「App Store Reviewガイドライン」の「3.1支払い」に関係する内容が書かれていました。
(2021/9/5追記)朗報です!
2022年よりリーダーアプリから購入ページへのリンクが許容される見込みになりました。
App内での購入は引き続きApp内課金しかできませんが「他の購入方法は促せない」という制限がなくなります。
日本の公正取引委員会の2021/9/2発表によると、デジタルコンテンツの販売に関する事業活動をAppleが制限している疑いがあることから独禁法に基づき、このガイドラインを審査していた模様。
それに対して、Appleは音楽・雑誌・ニュース配信事業におけるリーダアプリからのアウトリンクを許容する内容にガイドラインを見直すと申し出たようです。
3.1.1 App内課金:
Appのコンテンツまたは機能(例:サブスクリプション、ゲーム内通貨、ゲームレベル、プレミアムコンテンツへのアクセス、フルバージョンの利用)は、App内課金を使用して解放する必要があります。コンテンツや機能を解放するため、ライセンスキー、拡張現実マーカー、QRコードなど、App独自の方法を用いることはできません。App内課金以外の方法で、ユーザーを何らかの購入に誘導するボタン、外部リンク、その他の機能をAppやメタデータに含めることはできません。3.1.3 その他の購入方法:次に挙げるAppでは、App内課金以外の購入方法を利用することができます。ただし、このセクションで挙げられるAppは、App内およびApp内でアカウント登録時に得られた連絡先への(メールやテキストメッセージなどの)コミュニケーションを通じて、App内課金以外の購入方法を利用するようにユーザーを促すことは認められません。
3.1.3(a)「リーダー」App:以前に購入したコンテンツまたはコンテンツのサブスクリプション(具体的には、雑誌、新聞、書籍、オーディオ、音楽、ビデオ)に、ユーザーがアクセスできるようにすることは許可されています。「リーダー」Appは、無料ユーザー層向けにアカウント作成の機能や、既存ユーザー向けにアカウント管理の機能を含めることができます。
「App Store Reviewガイドライン」3.1支払いより抜粋引用(2021/3/14時点)
App Storeで提供する「Appのコンテンツや機能」1は「App内課金」を利用して提供する必要があるということ。
ビデオリーダー(動画再生)Appに関して、以前に購入したコンテンツについては、その限りではないようです。 ただし「App内課金」以外の購入方法を促すことは認められていません。
「SafariからAmazonにログインしたらレンタルや購入できるよ」とは書いていないのはそういうことですね。
Amazonプライムビデオの収益性
説明してきた通り、App内課金を使えばiOS版のアプリでもビデオをレンタルしたり購入できるはずです。
なぜApp内課金で提供しないの?
その理由は、App内課金で提供すると売上からAppleに手数料を支払う必要があるからです。
どういうことかというと・・・
その結果、iOS版アプリでは「購入できない」仕組みを採用していると考えられます。
(App Storeの手数料の話では、iOS版のフォートナイトの揉め事が有名ですよね。)
まとめ:ビデオはアプリ内で購入できないだけでiPhoneでも購入できる
まとめると、この3点です。
- iOSの場合、SafariでAmazon Prime Videoにアクセスすれば購入できる
- iOS版アプリからプライムビデオはレンタル・購入できない
→「このデバイスではご購入いただけません。」となる - iOS版で購入できない理由はApp内課金ではApp Storeの手数料がかかるため、Amazonが採用していない、と考えられる
iOS版アプリで購入できないことはAmazon公式フォーラムに質問・回答を見つけました。iOSではApp内課金で提供ができない、としており「なぜApp内課金で提供していないか」については回答はありませんでした。
→ipadやiphoneでprime-videoを購入レンタルできません購入方法を教えてください
Prime Videoは素晴らしいサービス。しっかり理解して活用しましょう
Amazonが提供する他のサービスでもiPhoneではダウンロードできない問題があります。それぞれの解説ページはこちら
- Kindleの購入方法:このアプリではこのコンテンツを購入できません
- Prime Videoの購入方法:このデバイスではご購入いただけません
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