こんにちは、オサカナです。
iPhoneのAmazonアプリ/KindleアプリからKindle版書籍(電子書籍)を購入しようしたら・・・
- このアプリではこのコンテンツを購入できません。
- このアプリ内では、本コンテンツを購入できません。Amazonウェブサイト上でご購入いただき、Kindleアプリもしくはウェブブラウザでお読みください。
という表示がされ、購入ボタンがない。。。
(2022/4/26追記)Androidでも買えなくなりました。
今Amazonで購入しようとしているのに、なぜ買えない?
今回はiPhone,iPad/Androidの購入方法、購入できない理由を徹底解説します。
Amazon Kindleの購入方法
ブラウザ(Safari,Chrome)からAmazonKindleストアにアクセスすれば購入できます。
※アプリが立ち上がる場合、リンク長押しで「新規タブで開く」を選択
※Kindleストアをブックマークやホーム画面に追加しておくと良いでしょう
Amazon/Kindleアプリからは購入できません(理由は後述)。
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- 本は聴く時代に。AmazonのAudibleは12万以上の作品が聴き放題。プロの声優・ナレーターが朗読した本を聴けます。
iPhoneのブラウザ(Safari)からAmazonにログインしてKindleストアで購入しました。
もちろんパソコンのブラウザからでもOKです。
(2022/4/26追記)Androidでもアプリからは購入できなくなってます。
iOS版アプリで購入できないことは、Amazonのヘルプにも記載がありましたね。ただなぜ購入できないのかの理由は語られていません。
iOS版のKindle無料アプリおよびAmazonショッピングアプリは、アプリ内でのKindle本の購入をサポートしていません。
出典:「Amazon.co.jp ヘルプ: iOS版Kindle無料アプリ用に本を購入する」より
1.モバイル端末またはコンピュータでウェブブラウザを開きます。
2.Kindleストアにアクセスします。
3.購入する本を検索します。
4.1-Clickで今すぐ買うを選択します。 必要に応じて、本を配信する端末またはアプリを配信先:ドロップダウンで選択できます。
なぜ購入できないのか
なぜAmazon Kindleが買えないのか?
技術的に実現ができないわけではないですが、次の2つの側面が考えられます。
- App Storeの規約:コンテンツ提供はApp内課金のみ、他の購入方法は促せない
- Amazon Kindleの収益性:Appleに手数料を払うかどうか
では説明します。
App Storeの規約
App Storeの規約を確認すると、 。
要点としては3つ。
これはApp Storeの規約「App Store Reviewガイドライン」の「3.1支払い」に関係する内容が書かれていました。
3.1.1 App内課金:
Appのコンテンツまたは機能(例:サブスクリプション、ゲーム内通貨、ゲームレベル、プレミアムコンテンツへのアクセス、フルバージョンの利用)は、App内課金を使用して解放する必要があります。コンテンツや機能を解放するため、ライセンスキー、拡張現実マーカー、QRコードなど、App独自の方法を用いることはできません。App内課金以外の方法で、ユーザーを何らかの購入に誘導するボタン、外部リンク、その他の機能をAppやメタデータに含めることはできません。3.1.3 その他の購入方法:次に挙げるAppでは、App内課金以外の購入方法を利用することができます。ただし、このセクションで挙げられるAppは、App内およびApp内でアカウント登録時に得られた連絡先への(メールやテキストメッセージなどの)コミュニケーションを通じて、App内課金以外の購入方法を利用するようにユーザーを促すことは認められません。
3.1.3(a)「リーダー」App:以前に購入したコンテンツまたはコンテンツのサブスクリプション(具体的には、雑誌、新聞、書籍、オーディオ、音楽、ビデオ)に、ユーザーがアクセスできるようにすることは許可されています。「リーダー」Appは、無料ユーザー層向けにアカウント作成の機能や、既存ユーザー向けにアカウント管理の機能を含めることができます。
「App Store Reviewガイドライン」3.1支払いより抜粋引用(2021/3/14時点)
App Storeで提供する「Appのコンテンツや機能」1は「App内課金」を利用して提供する必要があるということ。
電子書籍リーダーAppに関して、以前に購入したコンテンツについては、その限りではないようです。
ただし「App内課金」以外の購入方法を促すことは認められていません。
App Storeの今後の動向
(2021/9/5追記)朗報です!
2022年よりリーダーアプリから購入ページへのリンクが許容される見込みになりました。
App内での購入は引き続きできませんが「他の購入方法は促せない」という制限がなくなります。
日本の公正取引委員会の2021/9/2発表によると、デジタルコンテンツの販売に関する事業活動をAppleが制限している疑いがあることから独禁法に基づき、このガイドラインを審査していた模様。
それに対して、Appleは音楽・雑誌・ニュース配信事業におけるリーダアプリからのアウトリンクを許容する内容にガイドラインを見直すと申し出たようです。
Google Playのポリシー
Google Playの支払いポリシーを確認すると、Android
。要点としては2つ。ほぼApp Storeと同じ内容です。
これはApp Storeの規約「App Store Reviewガイドライン」の「3.1支払い」に関係する内容が書かれていました。
1.Google Play で提供するアプリのダウンロードに課金する場合は、それらの取引の支払い方法として Google Play の課金システムを使用しなければなりません。
4.第 3 項および第 8 項に記載の条件に該当する場合を除き、アプリは Google Play の課金システム以外の支払い方法にユーザーを誘導することはできません。
「お支払い - Play Console ヘルプ」より抜粋引用(2022/4/26時点)
「SafariからAmazonにログインしたら購入できるよ」とは書いていないのはそういうことですね。
Amazon Kindleの収益性
説明してきた通り、App内課金を使えばiOS版のアプリでも電子書籍を購入できるはずです。
なぜApp内課金で提供しないの?
その理由は、App内課金で提供すると売上からAppleに手数料を支払う必要があるからです。
しかもその手数料は15%or30%もあります。
つまり、どういうことかというと・・・
その結果、iOS版アプリでは「購入できない」仕組みを採用していると考えられます。
(App Storeの手数料の話では、iOS版のフォートナイトの揉め事が有名ですよね。)
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事前に解約方法も把握しておきましょう。
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まとめ:Amazon Kindleアプリからは購入できないがiPhoneでも購入できる
まとめると、この3点です。
- iOS/Androidの場合、ブラウザでKindleストアにアクセスすれば購入できる
- Amazon/Kindleアプリからは電子書籍は購入できない
→「このアプリではこのコンテンツを購入できません。」や「このアプリ内では、本コンテンツを購入できません。Amazonウェブサイト上でご購入いただき、Kindleアプリもしくはウェブブラウザでお読みください。」となる - アプリから購入できない理由はApp内課金ではApp Storeの手数料がかかるため、Amazonが採用していない、と考えられる
ちなみに2022年半ばごろまでは「このアプリ内では本を購入できません。Amazonでご購入いただいた本はKindleアプリでお読みいただけます。」というメッセージでした。
最後に一言
ちなみにこのとき購入した電子書籍は有名ブロガーのヒトデさんの著書「嫌なことから全部抜け出せる 凡人くんの人生革命」でした。
毎日機械のように仕事をしている会社員にぜひ読んでもらいたい本でした。
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